なないろってどんないろ

まるちゃん中心に語る、関ジャニ∞のファンブログです

舞台『俺節』感想~私の中の俺節~

6月30日、舞台『俺節』が千秋楽を終えました。

この日は関ジャニ∞がナビゲーターを務めるプレミアムフライデーの日。観劇された方にとっては素晴らしくプレミアムな一日になったことでしょう。

座長のヤスくんはゆっくり休む間もないまま東京でのミュージックステーションに生出演。Twitterのタイムラインに労いの言葉や感謝の言葉が溢れる中、俺節スタッフが仕事の手を止めヤスくんの出ているテレビ画面に釘付けになっている写真がありました。

スタッフさんたちは後ろ姿しか映っていないので表情を読み取ることは出来ないけれど、なんだか嬉しそうで楽しそうで、その空間には愛がいっぱい溢れているような気がして、大げさでもなんでもなく目頭が熱くなって泣きそうになりました。

出演者の方々はもちろん、スタッフにも愛された『海鹿耕治』こと『安田章大』は、体は小さくとも大きなハートを持ったでっかいでっかい男でした。

 

あの日みた景色、歌声、感じた想い、脳みそのシワのひとつひとつに全部刻み付けおきたいけれど、悲しいかな私のミジンコ脳では記憶はどんどん薄れてゆきます。

だからせめて、感情がまだ温かなうちにここに書き残しておきたいと思います。考察などという大層なものは書けませんので、私の感じたことをツラツラと書き殴ったものになりますが、小学生の読書感想文程度のものとして見ていただければ幸いです。

 

私が観劇したのは、6月27日の大阪昼公演でした。席は3階の後方だった為、正直細かな表情を読み取ることはできませんでしたが、その分舞台全体を見渡せ、動きが把握しやすく、セットが転換するところなどもつぶさに見ることが出来た為、思っていた以上に楽しむことが出来ました。

自分が観劇するまでは絶対にネタバレは踏むまいと気を付けていましたが、唯一『めっちゃ泣く』という情報だけは耳にしていたので、膝の上にハンカチを用意してスタンバイ。正直ハードルが上がりまくっていたので、私は泣かないかもなぁ、と思っていましたが、そんなことはありませんでした。

 

上京し、西岡徳間さん演じる北野波平に弟子入りを志願する場面で、端っこに追いやられて土下座をしている姿には胸がギュウッとなりましたし、その後オキナワに連れられ訪れた”みれん横町”でテレサと出会い、彼女をヤクザから救いだそうと歌で戦う場面。

彼の歌声を聴いた瞬間ブワッと鳥肌が立ったのを覚えています。

私の中で、演歌=こぶしのイメージがあったのですが、コージの歌うそれは歌唱力が素晴らしいのはもちろんなんですが、演歌というより叫びに近いような、聴いている人の心を動かす、まさしく彼の武器なんだと感じました。

その後お互いに惹かれ合い逢瀬を重ねるコージとテレサ。また会う約束をしようと2人向き合い寄り添う場面では、2人がいじらしくて可愛らしくて涙がこぼれました。

そのあと信玄餅を勢いよくブン投げるコージを見て、泣き笑いのようになってしまいましたが(笑)

当初、関ジャニのヤスくん目当てで観劇していたはずが、コージ以外の魅力的な登場人物達にいつしか俺節の世界にのめり込んでいました。

飲み屋で再会した北野波平がコージに対して言うセリフ。

「君の歌の中には君がいない」「歌で誰かが死ぬのなら、死ぬべきは君だ!」

実際はもっと長いセリフだったのですが、この時の西岡さんの迫力がすごくて、説得力があって、でもちょっとおちゃめで、北野波平というキャラクターが一気に好きになりました。ちなみに、2幕のオキナワに脅迫されているシーンで、なかなか立ちションが終わらない北野に対して言った、お付きの人の「止まらないんですか?」がめっちゃツボでした(笑)

そしてお店の先輩であるマリアン姉さん。

みんなで協力してヤクザからパスポートを取り返し、コージとテレサを逃がしてあげるのですが、「テレサの分は私たちが稼ぐから」と、せっかく取り返した全員のパスポートをヤクザに突き返すのです。

そのまま自分たちも逃げることが出来ただろうに、「幸せにならなきゃ嘘だからね!」と去っていった、ぶっきらぼうだけど心根の優しいマリアン姉さん(ToT)

このシーンが決定打となり、コージが歌った『命くれない』で緩んでいた涙腺がとうとう決壊しました。

 

生まれる前から 結ばれていた

そんな気がする 紅の糸

だから死ぬまで ふたりは一緒

「あなた」「おまえ」夫婦みち

命くれない 命くれない ふたりづれ

 

音に何かが乗っかって また誰かの心を解かして…って関ジャニの歌詞にもありますが、テレサが日本語の意味を理解することは出来なくても、音に乗っかったコージの気持ちが届いたからこそ、ふたりで逃げる決心をしたんでしょうね。

ほんとにこのシーンは感動的でした。

 

逃亡先のアパートで、コージとテレサ、そしてオキナワの3人で暮らし始めます。

この時のコージとテレサのイチャイチャっぷりが可愛くて微笑ましくて…♡

でもそれも束の間の幸せ。デビューのチャンスをつかんだコージですが、それはコージ一人きりでというもの。

ギターケース一つだけを抱えてアパートを出ていくオキナワが切なかった。

テレサもまた、不法滞在である自分がコージの足枷になっているのではと苦悩し、ふたりきりになったアパートで、なぜ自分を抱かないのか?とコージに問いかけます。

過去の仕事なんて関係ないと、テレサを抱こうとするコージですが、お店で見た男たちの顔がちらついてしまい、抱くことができません。

自分自身の情けなさに股間を殴打するコージに会場では笑いがもれていましたが、私にはとても切ないシーンに思えました。

そんなコージを見て、「私は汚れているから…」と言ったテレサに、「ち〇〇なくても抱くから!全部抱くから!」と言ったコージの気持ちが痛いほど伝わってきて、胸がギュウっと締め付けられました。

ようやく結ばれたふたりですが、テレサもまたコージの為を想い、自ら通報し彼の元を去ってしまいます。

オキナワもテレサもいなくなったひとりきりの部屋に切なく響く『命くれない

同じ歌のはずなのに、最初に聞いた時とは真逆の切なくて悲しい涙が溢れました。

 

ひとりきりになったコージは、おばあちゃんから貰ったスーツを脱ぎ捨て、津軽弁も封印しデビューにむけてがむしゃらに突き進みます。

標準語を話し、着ぐるみを着て歌えと言われてもヘラヘラ笑っているコージが見ていて痛々しかった。

結局デビューの話はご破算になってしまうわけですが、すっかりみれん横町の住人と化したコージの元に、北野とオキナワがある曲を携えてやってきます。

オキナワもまたコージと別れてから、チンピラに身を落とし、北野に脅迫まがいのことをして座敷牢に閉じ込められながら、何もすることがない時間が過ぎていく中で、彼がしたことは箒をギターに見立てて曲を作る事でした。

どんなに無関心を装っても結局はそこに辿り着く、オキナワと音楽も切っても切り離せないものだったんですね。

 

オキナワに合わせる顔がないと、彼が書いた歌を受け取るのを拒否するコージですが、一度吐いたゲ〇は飲み込めねぇ!と、うずくまるコージの背中に歌を書いた紙を叩き付けて去って行くオキナワ。

そこに音楽事務所の社長がコンサートの前座の仕事を取ってきたとやってきます。この時ほんとに突然現れたのでびっくりしました(^-^;)

それでも歌えないと断るコージに、「頭を下げてまで取ってきたんだから歌え!」と紙をコージに押し付けて帰っていきます。この人もなんだかんだ憎めないキャラだったなぁ。そういえば、彼がオーディションでコージの歌声を見出してくれたんですよね。ぜひ行代ちゃんと幸せになっていただきたい。

 

コンサート当日、雲行きの怪しいコンサート会場で大勢のアイドルファンを前に弱々しく歌うコージ。

「すぐ終わりますんで…」とゴミを投げられ、ヤジを飛ばされながら歌う姿に胸が締め付けられました。

司会のお姉さんが大きな拍手を~!って言った時には演出関係なく拍手しそうになったほどです。

そこにファンをかき分け現れたオキナワ。あの曲を歌え!と言われ戸惑っているところに、警察の計らいでテレサとお店の仲間たちも駆けつけます。

「今の歌は何!?何も伝わってこなかった!」と嘆くテレサ

ファンたちのヤジで会場が騒然とする中、テレサが『北国の春』を歌いだします。

静まり返る会場に響くテレサの伸びやかな歌声。

正直、全体を通してここが一番泣いたかもしれない。

初めて聞いた時、日本語の意味は分からなくても、歌に込められたコージの気持ちが伝わって、惹かれ合うきっかけになった曲。いつもいつもテレサの頭の中に流れていた大切な曲。

「コージは私で、私はコージで…」

その言葉はまさしく、オキナワがコージに託した歌詞そのものでした。

うまく言葉にできず絶叫するテレサ。その言葉にならない叫びを聞いて、コージもまた絶叫します。

「あぁぁぁっーーー!!!」というもはや悲鳴に近い声で呼応し合うふたり。会場からは笑い声も聞こえていましたが、言葉にならなくても、「あー!」という一音に込められた二人の想いが痛いほど伝わってきて、私にはとても笑う事はできませんでした。

 

意を決したように、ステージに立つコージ。ヤジが飛びかい、ゴミを投げられながらも、土砂降りの雨の中歌い始めます。

 

ひとりで生きていけるのと つよがり放した手だけれど

夜と朝の境目辺りに見る夢で お前の名前を呼んでいた

おーい おーい ねぇ 届いているかい

もっと傍まで来てくれよ 心の中まで入っておいで

俺が俺と言う時は 俺とお前で俺だから

俺の俺節 お前節

 

初めはヤジを飛ばしていたアイドルファンたちも次第にコージの魂の歌声に聞き入っていくなか、無情にもテレサとの別れの時間がやってきます。

警察に連れられ会場を去って行くテレサ

別れの言葉も、触れ合うこともないままのさよなら。

それでも思いの丈をぶつけるように最後まで歌いきったコージに、涙が溢れて止まりませんでした。

バケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨の中懸命に歌うコージの姿は、遠く3階席の私でさえ心を鷲掴みにされたのに、その姿を間近で見ることのできた最前列のお客さんにはいったいどんな風に見えていたんだろうと、少し羨ましくもありました。

 

翌日、新聞を持ち寄ってコージのデビュー記事がないことに文句を言うみれん横町の住人達。俺も俺もと新聞を持ち寄る彼らの心意気が純粋に嬉しく微笑ましかった。

だから誰かがみれん横町という度、よこちょの顔がちらついてしまった関ジャニ脳な私をどうか許して欲しい(笑) あと、みれん横町のセットにあった『丸』っていう看板も気になってました(^-^;

そんな雑念だらけの私ですが、どこか晴れ晴れとした様子で戻ってきたコージとオキナワに、どうか彼らの未来が明るいものでありますようにと願わずにはいられませんでした。

 

舞台が終わり放心状態で会場を出た後も、なんだかその場を離れがたく、しばらくの間目の前の公園で夜公演の開場を待つお客さんに紛れてオリックス劇場を眺めていました。

余韻に浸りつつホテルに戻り、プログラムのそれぞれの『俺節』についてのインタビューを読みながら、自分にとっての『俺節』ってなんだろうと考えていました。

それは紛れもなく関ジャニの歌であることは間違いないんだけれど、どれか一つと言われるととても難しい。

歌に励まされたり元気を貰ったり、そっと背中を押してもらったり、おおげさかもしれないけど、彼らが歌うすべての曲が私のエネルギーの源であり『俺節』なんです。

彼らの事を知らなかった時の私は何を楽しみに生きていたんだろうと思えるくらい、世界が一気に広がりました。だって以前の私だったら、一人で遠征したりロケ地を巡ったり、遠く北海道にまで足を運ぼうだなんて、そんな行動力のある人間ではありませんでしたもの。

遡れば関ジャニにハマるきっかけになったのはヤスくんですし、今回の素晴らしい時間を与えてくれた事も含めて、ほんとうにありがとうの言葉しかありません。

下着姿になった時のガリガリの足を見て本当に心配になったけど、それだけ心血を注いだ舞台、ほんとうにほんとうにお疲れさまでした!

これからはコンサートに向けてゆっくり休む暇もないかもしれないけど、いっぱい食べて、私の好きな”脱いだら雄田”なヤスくんになってね!!(笑)

 コンサートではどんな『関ジャニ節』が聴けるのか楽しみにしています!

 

ふぅ…。それでは、俺節の記事を書き上げるまでは…とおあずけしていた私の大好きなブロガーさんたちの俺節記事をこれからたっぷりと堪能してきたいと思います!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!